#退職ブ#ラック企業 ウチがブラック企業を辞めるまで
日記

ウチがブラック企業を辞めるまで

おかやん

日曜。部署異動になった翌日の転職相談


ここまでのお話→その場での部署異動


1週間前に、転職のプロに相談した。

詳細は省くけれど、その結果、ウチの中で転職の意志が固まったといえる。






前回のブログにも書いたけど、ウチはこの日の前日に、部署が急に変わった。

それに伴って教育係も変わって、仕事を親切に教わるようになった。

これを書いてる現在は、部署異動から4日経過したわけやけど、でもやっぱりウチは会社に対する違和感が強かった。

異動した部署でも、フロアのあちこちで誰かが誰かに怒鳴っている。

「なんでこんなことも出来へんのん!!」

「仕事舐めとんか!!」

上の人が常に恫喝してる。

それが正当なものかどうかは分からんけど。

その怒号が自分には関係なくても、やっぱり気持ちのいいモンじゃない。

そういう世界と言ってしまえばそれまでだけど、その職場環境が良いか悪いかなんて、1日居れば分かる。

ウチも新しく移った部署でこんなことがあった。

仕事を正しい手順で、教わった通りに手配し、最終的に人に渡す場面に来た時、

「追加、お願いします」と言って仕事を置いただけやった。

そしたら、その担当者がウチの置いた手配書を一瞥し、

物凄い不愉快そうに、ハッキリ聞こえるように

「チッ」

と、舌打ちをした。

声にしなくても

「オレの仕事増やしやがって……!」

って伝わってきたなぁ。

新しい部署ではキチンと優しく教わりはするけれども、環境はより劣悪になったと言えなくもなかった。

その瞬間くらいから、その職場にいると頭痛がするようになった。

「ああ、環境とはこんなにも簡単に人の心を壊すことが出来るんやな……」

よく聞くそのフレーズを、実体験した瞬間やった。

月曜。ブラック企業、辞めるか、耐えるか

耐えられないことはないけれども、そこでウチが頑張るメリットもなかった。

自分の性格と職場の方向性が合致しているようにも思えない。

何度考えても、

「ここにいたら自分は自分の思うような成長はできない」

という結論に至る。

でもお金は欲しいし、

社員経験としての実績も欲しい。(ウチはアルバイトしか経験がない)

だから決めかねていた。

だからこそ、詳しい人に相談したわけやねんけど。


ウチは元々、大阪に帰ってくる前から「派遣がしたい!」と思ってた。

人と話して、そして相談に乗ってもらったことで、過去の自分の決断が思い出される。

「ああ、やっぱりウチは派遣がしたいな」

そう強く思った。

あと、ウチが即退職を悩んでたのは「再就職手当」がちゃんと出るかどうかやったんよねー。

どうしてもそれだけが気になって気になって。

でもちゃんと調べたら、一日でも出勤していたら再就職手当は出ることが分かった。

それを知ったのが2月19日(月)の夜。

そこから、急に辞めたい気持ちに加速がついた。

とにかく、ウチの気掛かりは手当が出るかどうかやったから。


火曜。母へ告げる


仕事をしながらエージェントを用いての転職も考えたけど、やっぱり派遣がイイ!

辞める意志を決めたら、ウチの行動はとにかく早い。

良くも悪くも行動力がありすぎるウチ(笑)

だからウチは、火曜の夜、母親に

「もう辞めようと思う。再就職手当はもう出るみたいやし」

と言った。

オカンはシブ〜い顔をして

「ちょっと早すぎやなぁ」

と言った。

ウチからすれば

「これでも我慢した方」

なんやけど。

我慢して働くことは可能でも、ウチにはその「我慢して働く時間」がどう考えても勿体無い。

あと、オンラインにいる仲の良い人たちは笑顔で背中を押してくれる。

それも心強い。

オカンはこれほど早く「ウチが辞める」と言ったのがショックで、どうやら眠れなかったらしいが。

正社員経験を棒に振ってでも、あの会社だけはもう嫌やった。

だから、どうしようもない。

だってあのままいたら、遅かれ早かれウチは病む。

その自信がある。

だから辞めるんや。


水曜。辞めたいと上司に言う


そして翌日の水曜の朝、直属の上司に言うた。

「お話があるので、仕事が終わったらお時間よろしいですか?」

朝イチにコレ言うて良かったな。

夜、間違いなく伝えることが出来たから。

一応、その上司に引き止めに合う。

「ちゃんと仕事覚えるのには1年くらいかかるよ」

ええ、ええ。そうでしょうね。

まともに教える時間も取れなければ、仕事の種類も豊富で、かなり複雑ですもんね。

でも嫌なのは仕事じゃない。

社風としか言いようがない、雰囲気や在り方が合わなくて合わなくて、どうしようもないんや。

ウチはそう伝える。

直属の上司(3日目)は訊く。

上司「えーと、働いてどれくらい?」

ウチ「まだ一ヶ月経っていません」

上司「………はや(呆れている)」

ウチ「……(早い方が、お互いの傷は浅かろうに)」

上司「どこ行っても一緒やで?」

うるせえ。

そんなことないわい。

ウチはこの会社の、どこまでもアナログ気質なところも嫌なんじゃい。

そう言いたい気持ちを我慢して続ける。

「そうかもしれません。でもどうしても社風に自分が合わせられそうにありません」

ウチは更に続ける。

ウチ「教わる時間も申し訳ないので、早い段階で辞めたいです。ですが、そちらの都合もあるので、退職日は会社に任せます。が、とにかく早い方が嬉しいです」

上司「じゃ『今日辞めてくれていいよ』って言ったら、それでもいいの?」

ウチ「はい。構いません」

上司「あ、そう。じゃ、上に伝えとくから。退職願は提出してね」

ウチ「ありがとうございます」

深々とお辞儀して、その場をあとにする。

気分は晴れ晴れとしていた。


木曜。退職の意を伝えた翌日


その日出社したら、退職を伝えた上司が一番に話しかけてきた。

上司「退職願出したら、今日にでも辞めてくれていいから」

おいおい。早ぇな!

だがありがてえ!!

とはいえ、さすがに「昨日の今日で辞めろとはならんやろ〜(笑)」思っていたウチ。

ウチは退職願を持っていなかった!

ウチ「あ、す、すいません。今日は退職願を持ってきてないので、土曜づけで提出して、退職します」

上司「あ。そうなの? ふーん……うん。まぁ、それでいいよ」

今なに思いやがった、あーたあーた。

「ふーん」の中に含まれた、小馬鹿にしたようなイヤ〜ンな空気を、ウチは敏感に読み取ったが、まぁ辞めれるならどうでもよいわ!

そんなスタートを切って、木曜の1日を頑張って仕事してきた。

頭痛を抱えて。

はぁ〜マジ体壊れるって思ったね。

この日はとにかく怒号が飛び交った日やったわ。

なんでか、偉い人みんなキレてた。

いや、それが通常運転なのか(笑)


お昼に、新しくウチの教育係をしてくれてる人や、

帰り際にも何人かに「土曜日で辞めます」と伝えた。

前の教育係にも直接言うたよ。

言い方はかなりキツかったけど、ウチ、前のモラハラパワハラ教育係、案外嫌いじゃなかったんよね。

離れてみて、それに気付いたわ。

「一緒に働けなくて残念です(本心)」

っていうたら、

「…………残念!」

って返ってきた。

不器用で、ぶっきらぼうで、あの世界(業界・職種)しか知らないと思われる人やから、その言葉に込められた言葉がどういうものかなんかがなんとなく分かって。

さみしかったなぁ。

たぶん向こうもそう思ったと思うんやけど。

2週間という短い時間しか一緒にお仕事してないけど、その人は決して悪い人ではなかった。

それだけは、こんなウチでもちゃんと理解してるつもりや。

こんな人やけどな(笑)→理不尽な叱責に反撃を




で、家に帰ってきて、「土曜で最終出勤」とオカンに伝えた。

それで、一悶着あったわ〜。

それは聞いてくれ、次回!


メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


ABOUT ME
おかやん
おかやん
アラフォー主婦のノンフィクション雑記ブログ
21歳で駆け落ちした経歴を持つ、現在39歳の未亡人です。 このブログが多くの人に読まれ、亡くなった夫のことを私以外の誰かにも知って欲しい。
記事URLをコピーしました